例外もあるかもしれませんが、ほとんどのホームページのコンテンツは店舗や会社の紹介、商品紹介など「情報発信」を目的とした内容を掲載します。
またブログや日記なども、「自分の考えや体験したことを知ってもらいたい」という動機でなされていますので、やはり「情報発信」といえるでしょう。
一般的にこのような情報発信のコンテンツは、「自分が発信したい情報をホームページに掲載すればよい」と考えられがちです
しかし、本当にこれで良いのかというとそれは疑問です。
何故なら、情報は発信する側とそれを受ける側がいて、初めて情報として認識され、意味を持ちます。
ホームページの場合、単に発信したい情報を載せれば終わりではなく、訪問者がその情報を読んでくれなければ、意味がない訳です。
受信側(ホームページの訪問者)のことを何も考えずに情報を掲載した場合、読んでくれるどころか、むしろ無視されてしまうのがオチです。
例えば、これはホームページではなくネットの書き込みですが、自分の言いたいことだけをダラダラと書いた書き込みがあった場合、ほとんどの反応は最初の数行だけで読むのをやめてしまい、「チラシの裏に書け」あるいは、「自分の日記に書け」の一言で終わりです。
これは、情報を受信する側のことを無視した情報発信がどうなるかの好例といえるでしょう。
このような事態を避けるためにも、ホームページにおける情報発信は次のことを心掛けましょう。
これは、ホームページのテーマに基づいて情報を取捨選択し、コンテンツに統一感を持たせることです。
そもそもそのホームページにやってくる人は、そのテーマに興味があるからくるわけです。
例えばラーメン屋に入る人は基本的にラーメンを食べたいから入ってくる訳で、店長が「俺は今日はうどんを出したい気分だから」とうどんを出されても困ります。
情報発信は発信側が「発信したい」と思う情報であることは大切ですが、同時に受信側のニーズにも応える内容である必要があります。
一昔前の電気機器の取り扱い説明書は、読んでもチンプンカンプンな内容であるものが少なくありませんでした。
確かにその説明書には、読み手の望んでいる情報が満載されているのですが、読んでも理解することができなければ載っていないのと同じです。
ホームページのコンテンツもこれと同じです。
いくら多くの情報を提供しても、その情報の受け手が理解できないのであるならば、全くの無意味です。
情報発信は、相手に理解してもらうことを目的に、わかりやすいものであることが大切です。